活動・プロジェクト

2013.5.30

 鵤心治教授が『人口減少下の地方都市におけるまちづくり手法に関する一連の研究』によって、社団法人日本建築学会より2013年日本建築学会賞(論文)を受賞いたしました。

 受賞理由等(学会ホームページ)
  鵤心冶教授の2013年度日本建築学会賞 受賞にあたり

この度、大学院理工学研究科建築デザイン工学分野教授の鵤心治先生が「人口減少下の地方都市におけるまちづくり手法に関する一連の研究」で2013年日本建築学会賞(論文)を受賞されました。
 この賞は、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、わが国の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰するとしており、論文、作品、技術、業績の各部門があります。建築学会賞は、国内で最も権威のある建築分野の賞です。

 鵤先生は、人口減少下にある地方都市を対象として、地域協働と都市計画の研究拠点となる専門的なまちづくり支援組織を既成市街地に構築しながら、広域化、拡散する地方都市郊外部の地域協働による土地利用規制、誘導方策を科学的に検証し、同時に、衰退する中心市街地の都市再生手法を一体的に検討して、都市全体としての規制、誘導、事業、合意形成に関するまちづくりの実現手法を総合的に提示したことが高く評価され受賞に至ったものです。

 鵤先生は、「この一連の研究は、山口大学工学部感性デザイン工学科という新設学科に入学し、建築・都市計画に興味を抱き、私の拙い指導にも関わらず真摯に取り組んでくれた学生の修士論文と卒業論文による成果でもあります。卒業生、在校生共に研究室全体で喜びを分かち合いたいと思います」と、受賞の喜びを語っています。

平成25年5月30日

〒755-8611 山口県宇部市常盤台2-16-1 山口大学工学部本館2階209号