歌野の自然とふれあう会
                                                     
 ふれあう会の紹介
 
 

会長あいさつ

 皆さんの熱い心に支えられて、数年間、やっと古民家は「歌野清流庵」として再生されましたことを厚く御礼申し上げます。今後は地域交流の拠点としての活用がテーマとなりさらに皆様のお知恵と協力が必要となりますので今後ともよろしくお知恵とご支援をお願い申し上げます。
 歌野は春の桜、新緑、渓流、紅葉と四季を通じた景観と、先人たちが残した棚田、石組みの水路、など米作りにかけた汗と知恵をしのぶ、文化遺産も多く残されていますが時の流れとともに朽ち果てようとしています。
 「歌野の自然とふれあう会」にもこれらの保全と修復に更なる課題がございます。会員一同新たな気持ちで今後の活動を進めてゆく決意に燃えております。
            「歌野の自然とふれあう会」会長 坂田 省己

設立主旨

 「歌野の自然とふれあう会」は、菊川町「郷土文化保存伝習施設」を引き継ぎ、里山に伝わる農法、伝統、景観、自然の保存を通じて、失われつつある農業文化を広く後世に伝えるとともに、幅広い年代に学習の場や機会を提供し、その保存啓蒙に供することを目的としています。また、農業体験、農産物加工、自然とのふれあい、里山保存等の活動を通じて世代を超えた都市と農村の交流を図り、グリーンツーリズムの拠点として活用するための活動を主な目的としています。

活動内容

 「歌野の自然とふれあう会」は、歌野清流庵を活動拠点として、田植えや稲刈り、餅つきなど、歌野の四季折々の豊な自然と農村の伝統文化にふれあう機会を地域内外の人々に提供しています。
 今後の事業展開として、
@古民家再生のてもの茅葺き技術の保存・継承
Aグリーンツーリズム等、都市と農山村の地域交流、地元食材の発掘や開発による地産地消の促進
B周囲の里山の再生と景観保全
といった活動にも積極的に取り組んでいます。
 2005年2月、これまでの活動が認められ、都市と農山漁村の共生・対流推進会議(代表・養老孟司氏)主催の第2回「オーライ!ニッポン大賞」で、ライフスタイル賞を受賞しました。また、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、国の登録有形文化財となりました。

ふれあう会の歩み

明治14年 西山邸建築


昭和41年 菊川町農業企業者クラブ発足
   52年 西山邸空き家となる
       歌野ダム定礎式
   55年 歌野ダム完工式
   60年 新農業構造改善事業
       自然活用センター竣工
       西山邸「郷土文化保存伝習施設」
   61年 企業者クラブが自然活用村の観光農園を受け持つ

平成12年 町・村おこしの会始まり
       自然活用村で初めての餅つきが開催される
   13年 田植え、稲刈り、餅つき
   14年 施設の用途終了、所有者に返還が決定
       所有者が解体を申し出る
       田植え、草刈り、稲刈り、籾摺り、餅つき
   15年 第一回 茅葺き
       田植え、草刈、稲刈り、餅つき
   16年 「歌野の自然とふれあう会」発足
   
    実測調査
       第二回 茅葺き
       田植え、稲刈り、餅つき
       リフォーム工事(8月〜12月)
   17年 「歌野清流庵」オープン
       第2回「オーライ!ニッポン大賞」ライフスタイル賞受賞
       登録有形文化財に指定される

   18年 下関市立大学高嶋先生講演
       山口むらまち交流会にてパネル発表
       菊川中学林間先生による鉛筆画の個展開催
       田植え
       元JT中央研究所・農学博士 山崎晃氏講演
       里山探検隊
       茅葺き講習会参加(山口県弥富町)
       「食彩店」加入式典
       「立ち上がる農山漁村」シンポジュウム
       稲刈
       「県民活動パワーアップ賞」県知事賞授賞
       セミナーパーク「県民活動フォーラム」参加
       餅つき

 


坂田会長


発足総会の様子


地元の子供たちと


餅つきの様子